時代のキーワード

ビジネス・パーソンのための「英語のキーワード集」。本当の意味と使い方を知って、コミュニケーション力up!

ニュースサイトを眺めていると、見知らぬ英単語に遭遇することがあります。辞書に載っていないこともあるこれらの英単語は、逆に今の時代を反映したホットなキーワードである場合が多く、ネイティブとの雑談でも彼らはちょっとした拍子に口にします。また、これらの新しい英単語の理解を通じて、今の時代の、さまざまなことが見えてきます。まとめサイトで、こういった新語やトレンドを映した英単語を集めています。日常のコーヒートークでも結構重宝しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめサイトでは

 

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を紹介しています

「時代のキーワード:ビジネス英語編」

 

 Key Word of the Week

"Operation Yellowhammer"

 

今週の関連動画

Anand Menon on BBC News: No deal and Operation Yellowhammer | The UK in a Changing Europe


 

イエローハンマー作戦

 

英国政府は9月11日、EUと合意なき離脱に至った場合(no-deal)の緊急対策として準備していた「イエローハンマー作戦」に関連する政府文書を公表しました。

キーワードを含む例文


The government has released an assessment of the possible effects of a no-deal Brexit on the UK, after MPs demanded that it be made public.

 

The document, marked as "Official Sensitive" and dated 2 August 2019, outlines a series of "reasonable worst-case planning assumptions".

 

It was drawn up as part of "Operation Yellowhammer" - the name for the government's contingency plan to prepare for leaving the European Union (EU) without a deal.

 

The government says it is spending an extra £2.1bn on no-deal planning and is updating these planning assumptions.

 

So, what does the document say and what is being done - as far as we know - to prepare for no-deal?

(BBC News, September 13, 2019 “Brexit: What does Yellowhammer say about no-deal impact?”)

下院議員の開示要求を受け政府は、合意なき離脱が英国にもたらし得る影響について、その評価を公表した。

 

「取扱注意」と記された2019年8月2日付の文書は、「最悪シナリオへの対案に関する合理的な想定」を説明したものだ。

 

これは欧州連合からの合意なき離脱に備え、政府が準備した「イエローハンマー作戦」と呼ばれる緊急時対策の一環として策定されたものだ。

 

政府は、合意なき離脱のため21億ポンドを追加支出し、計画の想定を更新中だという。

 

では、この文書は何を言わんとするのか、そしておそらくは合意なき離脱準備のため、いったい何がなされてきたのだろうか。


これまでに集めた「時代のキーワード」

all told

「全体で、合計して」など、合計数値を表すほか、「結局のところ、そんなこんなで、何やかやで」というニュアンスを表す場合にも使われます。

VUCA

Volatility(変動性、不安定性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity (曖昧性、不明確さ)

 

VUCAはもともと1990年代後半に、アメリカで軍事用語として予測不能な状況を表す場合に使われていました。2010年代からはビジネスの領域にも浸透し始め、予測困難なテクノロジーの進歩、市場の不確実性・不透明性、不安定なビジネス環境を表すのに使われるようになってきました。

curry favor with

~のご機嫌を取る、~に媚びへつらう、ゴマをする、顔色をうかがう

 

インド料理のカレーとは全く無縁で、curryとは”currycomb”、つまり馬に櫛をかける、グルーミングする、という意味です。一方favor(英国ではfavour)もお気に入りではなく、中世フランスの風刺詩に登場するFauvelという名前の馬のことです。直訳すると「Fauvelに櫛を入れるとかグルーミングする」ということになりますが、「Fauvelの世話をして、この馬のご機嫌を取る」という意味で英語の中に浸透した表現です。(Source: The English Cowpath, August 14, 2011, “Curry Favour”)

there are two sides to every story

どんな話しにも二つの側面、立場や見方がある

 

相手にも言い分がるので、一方の主張や話しを聞くだけで判断することは避けるべきという意味が込められています。

frenemy

友を装う敵、ライバルであると同時に友である者

 

friendとenemyを合わせた造語で古くから使われていましたが、アメリカのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のシーズン3(第16話)のタイトルで使われたことで、それ以来よく見かけるようになりました。(“a person who pretends to be your friend but is in fact an enemy”, Cambridge Dictionary)

sure-footed
  1. 歩きにくい所でもしっかりとした足取りで歩ける
  2. 足元の確かな
  3. 確かな判断力を備えていること
  4. 困難な状況においても自信をもって最善の決断が下せる力を示すこと

“showing confidence and the ability to make good judgments in a difficult situation” (Cambridge Dictionary)

cherry-picking

いいとこ取り

 

“to choose only the best or most suitable from a group of people or things” (Cambridge Dictionary)

 

 一方、たくさんの物や何人かの人の中から、自分に都合のよい物や役に立つ人だけを選ぶことを”pick and choose”(えり好みする)といいます。”to take only the things you want from a group”(Cambridge Dictionary)

mushroom / mushrooming

キノコのように急激に数が増すこと、急成長・急拡大すること

 

to mushroom [動詞]、mushrooming [形容詞]

 

企業や事業が急成長したり、軍事力が急拡大する、など急激な成長や拡大を表す際に使われます。

forward looking

「先を見越した」「将来を考えた」

 

「将来を見据えた前向きな姿勢」を意味するポジティブなニュアンスの表現

 

 また企業のプレスリリースの免責文言 (disclaimer) に、「将来予測に関する記述」として”forward-looking statements”という表現が用いられています。”This press release contains forward-looking statements within the meaning of Section 27A of the Securities Act and Section 21E of the Securities Exchange Act of 1934, as amended.“ 

Generation Y

1980~90年代に生まれ、2000年以降に成人となった世代(Millennial Generation, Millennials)

 

 物心ついた時からコンピューターがあった”digital native”で、米国の総人口の四分の一を占め人種的に最も多様な世代。“Itバブル”の崩壊と”Global Financial Crisis(『リーマンショック』)”を経験し、厳しい就職氷河期に直面した。多額のスチューデント・ローン背負った世代でもあり、政治的にはリベラル指向が強い。(東洋経済ONLINE, 2015年10月19日「米国版さとり世代「ミレニアルズ」の破壊力~ベビーブーマーをしのぐ超巨大世代が台頭!」)

the point is

大切なのは、要するに、要は

 

トヨタ自動車の豊田章男社長が2019年5月に母校のバブソン・カレッジの卒業式で行った、約13分のスピーチが絶賛されています。氏のスピーチは、”humorous, wise, and heartfelt”(「ユーモアに富み、賢明でしかも心がこもっている」)と同校のウェブサイトが評しています。(“Toyoda Encourages Graduates to Be Warm; Find Joy in Life”: Babson College)

 

最後に、”The point is you’ve always got to be learning something new, no matter how old you are. Never give up being a student, because being a student is the best job you will ever have.”(大切なのは、皆さんは常に何か新しいことを学ばなければいけない、ということです。何歳になっても。studentであることを決して諦めないで下さい。なぜならstudentであることはあなたにとっていつでも最高の仕事だからです。)と卒業生に向けたメッセージでスピーチを締めくくっています。

FACTFULNESS

データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣

 

スウェーデンの医大教授で、統計学者にして公衆衛生の専門家のハンス・ロスリング氏は、意外にも『賢い人ほど世界の真実を知らない』ことが多く、物事を兎角ネガティブに捉えがちだと指摘しました。同教授は、データや事実に基づいた正しい世の中の見方を養うべきと提唱しましたが、2017年2月に急逝してしまいました。これを受け、息子のオーラ・ロスリングとその妻アンナ・ロスリング・ロンランドが氏の原稿を整理し補筆した上で『FACTFULNESS ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』として出版し、全世界で100万部の大ベストセラーとなりました。(FACTFULNESS:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著、日経BP社)

due process

適正手続、法に基づく適正手続の保障

 

2018年11月、CNNのアコスタ記者はホワイトハウスの記者会見で、中米から米国への難民申請を目指して移動している「キャラバン」と呼ばれる移民について質問した際、トランプ大統領から中傷的な言葉を投げつけられました。このやりとりの最中、女性職員がアコスタ記者からマイクを取り上げようとし、この結果アコスタ記者はホワイトハウスへの入館許可証を取り上げられてしまう事態となりました。同記者の「適正手続」を受ける権利が侵害されたとして、連邦地裁へ訴える事態となったのは記憶に新しい出来事です。

disagree and commit

同意はしないが、コミットする

 

「まずは大筋を取り決めて、詳細は都度検討していくことにしましょう。」という日本的合意形成は、時間を浪費するばかりか、海図無き航海に出るようなもので、迷走し座礁してしまう危険性を孕んでいます。この真逆を行くのが、アマゾンのジェフ・ベゾスです。彼は「同意しないが、決めたことには全面的にコミットする”disagree and commit”」という経営スタイルを採り入れ、質の高い決断を素早く行える環境づくりを重視しています。

straders

今の時代、トレーダーの成功を決定づけるのは、場数を踏んだ中から培った自分の直感ではなく、コンピューターの生み出す大量の情報をいかに解釈し、どの情報を取り入れるべきか、瞬時の判断力が重要になりつつあります。これまでストラット(strategist)と呼ばれたプログラマーが数字を処理し、トレーダーが利益をたたき出してきましたが、この流れに変革が訪れていることを物語っています。ストラットとトレーダーが融合したstraderが存在感を増していると言われています。(WSJ日本語版:「米金融街で消滅、技術者とトレーダーの垣根」, 2018年8月21日)

literacy vs competency

リテラシー:「読み、書き、計算を一連のスキルと捉える従来型の概念の域を超え、今やリテラシーは高度にデジタル化、テキスト媒体化され、溢れる情報に目まぐるしく変化する世界において、(特定分野の事象や情報を)識別し、理解し、解釈し、創造し、意思伝達するための手段として認識されている」(UNESCOの定義)

 

コンピテンシー:「観察可能且つ測定可能な知識、技能、能力、個人の特質の組み合わせであり、従業員の人事考課と究極的には組織の成功につながるもの(ネブラスカ大学: "The Definition of Competencies and Their Application at NU")」と定義されることから、仕事のできる人材に備わった特質として、社内の人事評価や人材開発の領域で使われる考え方

IP Landscape

知財 (Intellectual Property) 分析の手法を生かした知財重視の経営戦略

  

「企業の知財部門が主体となり、自社や他社の知財を中心とした情報を市場での位置づけ、競合関係を含めて統合的に分析し、グラフや模式図を使って経営陣や事業担当者に戦略の切り口を提供する活動をいう。」(日本経済新聞:2019年5月13日朝刊法務-「『攻めの知財』シフト進む」より)

comps

比較可能企業、同業他社、近隣類似物件(不動産)、前年同期比(財務)の他、「類似企業比較法(Comparative Companies Approach / Analysis)」の意味で用いられる場合もあります。

 

「類似企業比較法」は、M&Aにおいて買収対象会社と事業内容や規模等などが類似する上場会社の財務指標と株価から、対象会社の株価を計算する方法として使われる専門性の高い用語です。リテール業界では、「既存店売上 (“same-store sales”)」の前年同期比や類似店比較の意味で使われています。また、一般的に「同業他社」の意味で使われる場合も多くあります。不動産取引の場面では「近隣類似物件」の意味で用いられる場合がありますので、業種や使われている文脈の中でその意味するところが若干異なることに留意が必要です。

pave the way

道を開く、用意する

 

paveはもともと「道を舗装する」ことを意味し、pave the way for agreement(合意への道を開く)など、新たな展開への道筋を立てるという意味で用いられています。

  • The key is to close the confidence gap and pave the way for meaningful dialogue. 肝心なのは、自信の格差を埋め、有意義な対話への道を切り開くことだ。
  • Economic linkage paves the way for political rapprochement and closer ties.経済的連携が、政治的関係改善と緊密関係強化への道を開く。
level playing field

公平な競争条件、同じ土俵

  

“a state in which conditions in a competition or situation are fair for everyone”(誰にでも公平な競争条件が与えられている状況:Merriam-Webster Dictionary)

 

GAFAなどプラットフォーム企業に対し、相応の課税がなされていないとの批判が続く中、これらの多国籍デジタルビジネス企業が、実際に収益を上げている国では法人税を納付していないことから、きちんと納税している国内企業と税負担での不公平性が生じています(”level playing field”がensureされていない状況)。

on the brink of

~に瀕している、(危機に)直面している

 

"brink"とは崖っぷち、何かネガティブな事象が起こる「瀬戸際の状況」を指します。

 

このほか”on the edge of ~”, “on the verge of ~”, “on the point of ~”も同じような意味があります。

gig-economy

「インターネットを通じて単発の仕事を受発注する非正規労働によって成り立つ経済形態」(出典:【WSJで学ぶ経済英語】第193回 ギグ・エコノミー)

 

ギグ・エコノミー企業は、配車サービスの”Uber”、宿泊施設を仲介する”Airbnb”、便利屋サービスの”TaskRabbit”、ベビーシッター仲介の”Care.com”、フリーランサーと雇用主を繋ぐ”guru”や犬の散歩代行サービスの”Rover.com”など、様々な分野に浸透しています。

teal organization

ティールという世界の捉え方の上に成り立つ、最も進化した組織

組織の発展段階をRed → Amber(琥珀)→ Orange → Green → Teal(青緑)の5色で捉える考え方。

  • Red:狼の群れのような衝動型組織
  • Amber:軍隊のような規範を重視する組織
  • Orange:機械のようなピラミッド型の階層構造の組織
  • Green:家族のような人間的関係性を重視する組織
  • Teal:生命体のような組織(上司の指示ではなく、組織の目的に「耳を傾ける」ことで動く)
flip-flop

意見、方針、態度などの突然の変更・転換

 

ビーチサンダルを履いて歩くとパタパタと音がします。これをflip-flopといいます。また政治家が公約を覆したり、意見や方針、戦略を急転換させたりする場合に頻繁に使われる表現です。

jump on the bandwagon

時流に乗る、勝ち馬に乗る

 

“to join or give support to a party or movement that seems to be assured of success”: 成功が保証されていると思われる団体や活動(運動、動向など)に参加したり支持すること(Collins Dictionary)

 

jump on the “cryptocurrency” bandwagon (「暗号通貨」の時流に乗る) / “foldable smartphone” bandwagon (「折りたたみスマホ」の流れに乗る)、など

that is why it is always Day 1

Amazonのベゾス流経営哲学:「だからこそ常にスタートアップ精神を保ち続ける”Day 1“」

  

Amazonのジェフ・ベゾス氏は2016年度の株主書簡の中で、「Day 2は”stasis” (停滞)で、”irrelevance” (存在感の喪失) が続き 、更にこれに続くのが“painful decline” (耐え難い衰退) だ。そして、最後に”death” (死) がやってくる。だからこそ、常に”Day 1”だ。」と述べています。スタートアップ精神を保ち続ける“Day 1”思考こそ、ベゾス流経営哲学の真骨頂です。

NIMBY

Not In My Back Yardの頭文字 (acronym)

 

必要であることは理解しているけど、自分の裏庭ではやらないで

 

産業廃棄物処理施設、核燃料再処理工場、ホームレスシェルターなどの建設について、その必要性に賛同しているものの、いざ自分の居住地域内で建設されるとなると、一転これに反対すること。このような態度や姿勢を”Nimbyism”(ニンビー主義、地域住民エゴなど)といいます。

 

また、「総論賛成、各論反対」の対訳として使われる場合もあります。

victim of its own success

自らの成功の犠牲者

  

「大成功によってもたらされた予期せぬ結果が、自らに悪い影響を及ぼすこと」(“to be badly affected by some unexpected results of being very successful” Longman Dictionary)

flip side of the coin

逆の一面、(on the flip side of the coin: 裏を返して言うと、裏を返せば)

 

状況・状態について別の見方をすること(“a different way of looking at or thinking about a situation” Merriam-Webster)

freezing winter

凍てつく冬(苦境に立つ中国新興ハイテク企業)

 

中国の新興ハイテク企業は、米中貿易摩擦に先行きが見えない状況下、急速な業績悪化と投資環境の急変により、資金調達にも窮する事態に遭遇しているという。自転車シェアサービス大手の北京摩拝単車科技(Mobike)や、テンセントホールディングスが投資する動画配信サイトの斗魚(Douyu)は人員削減を余儀なくされ、ショート動画アプリ「TikTok」を運営する北京字節跳動科技(Byte Dance)は春節の前に従業員に支給する「お年玉」の原資が減るなど、デジタル・プラットフォーマー各社の経営に異変が生じている。(The Wall Street Journal, February 6, 2019, ”For Chinese Startups, an Economic Slowdown Brings a ‘Freezing Winter’)

Big Brother

ジョージ・オーウェルの小説「1984年」に登場する、架空国家の独裁者で、「人々の行動や思想を支配し、自由を制限する絶対的な権力を有する政府、統治者或いは権力者 (Cambridge Dictionary)」

poise

1.平衡、釣り合い、どっちつかず、宙ぶらりん

2.平静さ、落ち着き

3.物事を支えておく、困難などに立ち向かう用意・準備・心構えをさせる

 

など"poise"は様々な意味を表わします。(詳細は「まとめサイト」をご参照下さい)

the stakes are high

危険の度合いが高い、ハイリスクな

 

stakeは利害関係や出資金という意味で使われることが多く、利害関係者や出資者を意味するstakeholderはよく見かける単語です。またstakeは賭け事における「掛け金」を表わすことから、the stakes are highで「掛け金が高い=物事がうまくいかなくなったときの危険の度合いが高い」という意味で使われています。

ethical consumption

エシカル消費

 

買うことによって環境や社会問題の解決に貢献する商品を買い、そうでない商品は買わないとする消費行動。この一年間、アマゾン、フェイスブックやグーグルなど巨大ハイテク企業の運営実態が、エシカルな消費行動の意識を加速する引き金になっています。

single-use

使い捨ての

 

英語辞典のCollins Dictionaryは、「一度使用したら捨てられる」、「使い捨ての」を意味する”Single-use”を2018年の単語に選びました。海上を漂うプラスチックごみが海洋生物や周辺環境に悪影響を与えているとされる問題は、使い捨てストローなどプラスチック製品の使用削減を謳う世界的なキャンペーンにつながり、企業活動にも波及し始めています。

hidden tribes

隠れた部族

 

2018年12月13日付け日本経済新聞の中外時評「トランプ的なものへの渇望」の中で紹介された、国際的新イニシアチブ”More in Common”のレポート”Hidden Tribes: A Study of America’s Polarized Landscape”によると、米国社会は7つの「隠れた部族」に分断化されているという

wait for the other shoe to drop

次に起こるであろう避け難い事象や最終結論を、不安げに待つこと

 

アパートで、上階の住人が落とした片方の靴の音を聞いて、次にもう片方も落とすだろうと、その音を待つ状況から生まれた慣用句

deep pockets

潤沢な資金力、財力のある人・組織

inside man

懐刀、右腕、調整役タイプの番頭

cause a ripple effect

波及効果を生じさせる

rippleはさざ波や波紋を意味します。”a situation in which one event produces effects which spread and produce further effects”(ある事象による影響が拡散し、更なる影響を生じさせる状況: Cambridge Dictionary)

IoB

Internet of Bodies: あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(Internet of Things)の次に訪れる、インターネットが身体に繋がる状態や仕組み

divestment

化石燃料関連企業やタバコ産業、武器産業などへの投資を引き揚げること

(Investmentの対義語で、炭素集約型事業への投資を減らし低炭素型投資へシフトさせようとする動きをいう)

on the hook & off the hook 厄介な状態に置かれている / 厄介な状況から解放される
Netflix way ネットフリックス流(の型破りな企業風土)
unicorn startup

評価額が10億ドル以上の未上場企業

rhetoric

修辞法:演説などで物事を伝える際、「相手の感情に訴えかける」ために用いられる計算された言葉遣いや言い回しのこと。トランプ大統領が演説やプレスコンファレンスで真実かどうか検証できないエピソードを多用しますが、トランプ氏得意のレトリックといえます。

sea change

大転換、180度の転換、著しい変化、大変貌

riveted on ~

~にくぎ付けになる(”to not be able to stop looking at something because it is so interesting or frightening" (Cambridge Dictionary) まるでリベットで打ち付けらたように、何かに集中する様子を表します)

holacracy

上司や部下という階層(ヒエラルキー)のないフラットな組織体制で、社員は組織の目的を実現するために設定された役割(ロール)を担う。社員間の情報格差がない点が特徴

GFC

Global Financial Crisis: 世界金融危機(「2007年に顕在化したサブプライム住宅ローン危機を発端としたリーマン・ショックと、それに連鎖した一連の国際的な金融危機」Wikipedia)

next big thing

次の目玉商品、次の大ブーム

think outside the box

既成の枠にとらわれず、自由な発想で考える

organic growth

自律的成長:企業の既存事業が生み出す生産量や売上高、収益を自助努力で拡大させる成長戦略のこと(⇔ M&Aによって事業規模を大きく拡大させる成長戦略 = inorganic growth)

rainmaker & one-hit wonder

「稼ぎ頭」&「一発屋」

post-diva age

ポスト歌姫時代

versus

①A対B

②Aに対してB

③AはB(という事実)にもかかわらず~

mothball

①議論やプロジェクトなどを先延ばしする、棚上げする

②工場の操業を停止する

feasibility vs viability

実行可能性・実現可能性

フィージビリティ:既存の若しくは新規のプロジェクトについて、①事業性評価、①市場性評価、②経済性評価(採算性、費用対コスト効果)、③財務面の評価(資金の運用と調達)、④法律・税務面での適合性評価など、様々な側面からそのプロジェクトについて評価を行うことを目的とします

ヴァイアビリティ:そのプロジェクトの成長性 (growth) や持続可能性 (sustainability) についての戦略を描くことに焦点をおいた評価を指します

malfeasance 不正行為、米国では特に公務員による不正行為
net neutrality ネット中立性
get cold feet いざという時怖気づく、逃げ腰になる、二の足を踏む
fall by the wayside 途中で挫折する、断念する
in place

① 所定の場所・位置に置かれている、配置されている (in the correct position)

② 契約・合意、体制・枠組み、対策・措置、基準・規則などが実施・導入、採用、配備、整備されている (to exist and be capable of being used)

on board

船、飛行機、車両に乗っている/PCなどに搭載している / 参加している (・・・何らかの活動や組織に参加していること、何らかの目的を持ってグループやチームに属していること、参加に協力的な姿勢であることなど) / 新しい社員や顧客にその会社の組織、製品やサービスなどに慣れ親しませる / 技術やソフトウェアなどを稼動させる方法に精通する(させる)

digital capitalism デジタル資本主義
brass tacks 話の核心部分
gain traction (商品・アイデア等の)評判や支持、普及に弾みがつく、勢いを得る、火が着く
out of the blue 突然に、唐突に、出し抜けに
economic moat 経済的な堀、堀に守られた優良企業

paradigm / paramount

ある時代や分野において支配的規範となる物の見方や捉え方 / 最重要、最優先、傑出した、卓越した、最高位にある
laser focus 優先順位の高い事業に経営資源を集中投下すること
get up to speed 情報を素早く与え情報通にさせる、必要な知識(情報)を早急に身につけさせる、状況をのみ込ませる
nexus 人や組織のつながり・結び付き、複数の人や物の集団や結合体、中核・中心
kakistocracy 悪徳政治
staying power 持続力、スタミナ
silver lining 希望の兆し
swoon 失速
game changer 形勢を一変するものごと、人物
cut to the chase ずばり要点を言う、本題に入る
platform company プラットフォーム企業:様々な商品、サービス、情報などを集めた「場」を提供することで利用客を増やし、市場での圧倒的な優位性を確立するビジネスモデルを展開している企業
green sprouts 回復の兆し
harassment ハラスメント
sharp power 大国が新興国など他国の政治、経済、文化など様々な分野にじわじわと圧力を掛けること
milestone vs benchmark

マイルストン:「マイル毎に設置された道標」という元々の意味があり、時代の変革となるような大きな出来事を示す場合や、ビジネスにおいて「進捗管理のチェックポイント」として使われている

ベンチマーク:物事を評価するための「評価基準 (standard)」 や「基準点 (reference point)」 

lean medium 相手の表情や声のトーン、間合いなどが発する合図を瞬時に確認できる「対面形式(face-to-face)のコミュニケーション」が有する特性を具備していない意思伝達手段。e-mailや伝言板などがこれに該当する
integrity 誠実、正直、完結性、完全性など様々な訳語があるが、奥深い意味を有する日本語に訳しづらい難解な言葉
data harvesting 専用プログラムなどを用いて、大量のメールアドレスを収集すること
with less than stellar showing 燦くような輝きは無くても
grab-and-go 商品をつかんで、レジのない店舗からそのままゴー:Amazon Goのレジなしスーパー
consumer surplus 消費者余剰
opt out 組織などから脱退する、手を引く、(選択により)~を解除する、権利を放棄する、~の購読を中止する
fake news マスメディアやソーシャルメディア等において事実と異なる情報を報道すること
youthquake 「若者の行動や影響から生じる文化的、政治的、社会的に意義深い変革」オックスフォード英語辞典が選んだ2017年流行語大賞

「時代のキーワード」は不定期ですが随時追加しています。ぜひ、こちらのサイトまでお立ち寄りください。